スピルバーグ「モンテズマ」を映画化へ
スティーヴン・スピルバーグが史実を元にした『モンテズマ』を映画化するようだ。デッドラインによると、スピルバーグがハビエル・バルデムと脚本家スティーヴン・ザイリアンと組んで、ダルトン・トランボによって50年前に書かれたこの作品を映画化するという。この物語は、メキシコ征服前の1519年のスペインの入植者エルナン・コルテスとアステカの統治者モンテズマとの対立を描いた歴史的作品だ。
映画化される場合にはハビエルがコルテスを演じ、ザイリアンが脚本の改稿とプロデュースを兼務することになる。結果としてアステカに金銭主義、宗教そして病気をもたらすことになったコルテスは当初モンテズマによって捕らえられ捕虜となったが、その後モンテズマをうまく操り、最終的にはアステカを征服するに至っている。
映画史上まだ映画化されていない最も重要な作品とされてきたこの作品は、もともとは1965年にダルトンが映画『スパルタカス』で主役を演じたカーク・ダグラスを主演に迎える前提で執筆し、マーティン・リットの監督で撮影されたものの、完成されることなく終わっている。
昨年アカデミー賞作品賞を受賞した『リンカーン』に続いて次回作に何を題材とするか期待されているスピルバーグだが、次回作と囁かれているSFアドベンチャー作品『ロボポカリプス』の製作を後回しにして、『コルテス』にタイトル変更になるとも噂されている『モンテズマ』の製作に集中するようだ。
(BANG Media International)