「アメリカン-」「ゼロ-」が最多候補
本年度のアカデミー賞で『アメリカン・ハッスル』と『ゼロ・グラビティ』が最多ノミネートとなった。クリスチャン・ベール、ジェニファー・ローレンスらが出演するデビッド・O・ラッセル監督作『アメリカン・ハッスル』とアルフォンソ・キュアロン監督の『ゼロ・グラビティ』は、この第86回アカデミー賞でそれぞれ10部門の候補に挙がっており、『それでも夜が明ける』が9部門へのノミネートでその後を追うかたちとなった。
『アメリカン・ハッスル』は作品賞、監督賞、脚本賞のほか、クリスチャンとジェニファー、エイミー・アダムス、ブラッドリー・クーパーの4人のメインキャストがそれぞれ主要カテゴリーにノミネートされている。
一方で『ゼロ・グラビティ』と『それでも夜は明ける』もまた、『キャプテン・フィリップス』『ダラス・バイヤーズクラブ』『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』『her 世界でひとつの彼女』『あなたを抱きしめる日まで』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』と並んで作品賞の候補に挙がっている。また、『ゼロ・グラビティ』からはサンドラ・ブロックが主演女優賞、キュアロン監督が監督賞に名を連ねた。
『それでも夜は明ける』は主演のキウェテル・イジョフォーが主演男優賞に、そしてマイケル・ファスベンダーと新人のルピタ・ニョンゴがそれぞれ助演男優賞と助演女優賞にノミネートされている。
先日のゴールデングローブ賞で栄冠に輝いたマシュー・マコノヒーとケイト・ブランシェットもまた、『ダラス・バイヤーズクラブ』と『ブルージャスミン』の演技で、それぞれ主演男優賞と主演女優賞の候補に挙がっている。過去3度に渡ってオスカー像を受賞しているメリル・ストリープは、『8月の家族たち』で記録的な18度目のアカデミー賞ノミネートを受けており、同作での共演者で、同じく主演女優賞受賞経験のあるジュリア・ロバーツが助演女優賞にノミネートされている。
今回のノミネートは16日(木)にロサンゼルスで、『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワースと映画芸術科学アカデミーのシェリル・ブーン・アイザックス会長によって発表された。
第86回アカデミー賞は3月2日に開催される。
(BANG Media International)