スタローン、シリアスな役柄を熱望
シルヴェスター・スタローン(67)はこれ以上アクション映画に出演することになったら「爆発」すると言っている。人気ボクシング映画シリーズのロッキー・バルボア役で有名なスタローンだが、自身のアクション界でのキャリアはピークに達しているため、今後はもっとシリアスな役柄を演じていきたいと考えているという。ロンドンのパラディウムで観衆に向かってスタローンは「これが今僕が感じている方向性なんだ。もうアクションで僕が出来ることは、爆発する以外ほとんどないからね!」と話した。
スタローンはまた、シリアスな俳優として力量を証明していくことは難しいと感じているようで、数々のアクション映画と『ロッキー』の続編を経て批評家たちが自身を型にはめ始めたことを受け、1997年作『コップランド』の主演を引き受けることにしたと説明した。「批評にうんざりし始めたところだったんだ。だって、僕はシリアスな俳優としてこの業界に入ったからね。『ロッキー』には6分間しかボクシングシーンがないってことを人は忘れがちなんだ。他はすべて語りだってことをね」
『コップランド』は「ロッキー」シリーズほど商業的成功は得られなかったものの、スタローンは同作の監督兼脚本家や有名な共演者たちを称賛しており、同作に参加できたことに感謝しているそうだ。「ジェームズ・マンゴールドが素晴らしい脚本を書いたんだ。良い俳優さんたちと仕事がしたかったし、それにどうやって自分が対抗できるか見たかったんだ。ロバート・デ・ニーロ、ハーヴェイ・カイテル、レイ・リオッタ、ロバート・パトリックなんて面々にね」「その目的は果たしたよ。もっと映画として成功してくれたらよかったけど、今後自分がどういうことをやっていきたいかっていうことを気づかせてくれたから、参加しただけでも良かったよ」
(BANG Media International)