アーノルド・シュワルツェネッガーが、スーパーボウル用のコマーシャルへの出演で３００万ドル（約３億円）の出演料を要求したようだ。シュワルツェネッガーは１日の撮影時間１６時間で、２日間に渡って撮影されたバド・ライトのコマーシャルへの出演で、３００万ドル（約３億円）を手にした。シュワルツェネッガーは慣れない卓球を披露しなくてはならず、この大金を手に入れるために一生懸命に撮影をこなした模様だ。

　ある関係者はニューヨーク・ポスト紙に「シュワルツェネッガーは宣伝の中で卓球選手として他の男性と勝負をするという役どころを演じています」「シュワルツェネッガーは卓球が下手だったので、何度も何度も撮り直しする羽目になりました。もしバーベルを持たせていたらそんな事にはならなかったと思いますけどね」と語った。

　バド・ライトの販売元であるアンハイザー・ブッシュ社はすでに、シュワルツェネッガーが金髪のかつらを被って、７０年代風のトレーニングウェアにヘッドバンドの組み合わせという出で立ちで登場するこのコマーシャルの予告を公開していて、完全版は２分のコマーシャルになるという。スーパーボウルの中継中は３０秒のスロットが４００万ドル（約４億円）することから、２分間のこのコマーシャルは最も金額を投じた宣伝の１つということになる。

　『ジャッカス』のプロデューサーとして知られるジェフ・トレメインによって製作された、「何が起こっても完璧なビールをあなたに」がキャッチフレーズとなっている同宣伝には、他にも見慣れた顔が登場する。ワールド・トレード・センターを舞台にしたショート・フィルム風のコマーシャルは、普通の男性がハマーのリムジンに乗り込むところから始まる。続いてこの男性はエレベーターでリャマに乗ったドン・チードルと一緒になったり、ＤＪレジー・ワッツやミンカ・ケリーと遭遇し、そして最後にはシュワルツェネッガーと卓球の対決をして勝利して、その場を去ろうとするところをシュワルツェネッガーに『お前、どこにいくつもりだ？』と呼び止められ、パーティーに連れて行かれるという筋書きになっている。

　（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）