キーラ・ナイトレイは、幼い頃からケネス・ブラナーに「強く影響を受けた」と語った。ケネス・ブラナーが監督も担当している新作アクション『エージェント：ライアン』でケネスと共演したキーラは、舞台俳優としてのキャリアで知られるケネスとの共演を長い間熱望しており、１１歳の時ケネスが監督、脚本、主演を兼務した映画『ハムレット』のオーディションも受けたと明らかにした。キーラは当時を思い出し、「ケネスがオーディションをしてくれてすごく嬉しかったのを覚えてるわ。絶対受かるわけなかったけど、ケネスは１１歳の私を子供としてでなく、１人の役者として話して相手してくれたの」

　当時キーラはオーディションには落ちてしまったが、公開初日に早起きして列に並んで『ハムレット』を観に行ったという。「今でも覚えてるわ。確か１２歳くらいだったわね。一番仲良しの友達と観に行ったの。４時間も並んで待ったけど、待ってる間の一分一秒が楽しかったわ」

　今ではオスカーにノミネートされる女優となったキーラだが、『エージェント：ライアン』での演技がケネスを含む共演者から高く評価されているようだ。ケネスはインディペンデント紙に「いつもキーラは素晴らしい女優だと思っていたよ。ほとんどの人は問題だと思わないけど、キーラにとっては容姿の美しさは妨げでもあるんだ。人によってはその美しい容姿に妨げられて、キーラの知性や機智に富んだ演技力が見えないんだよ」と語った。

　（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）