トリビュート番組でポール&リンゴ共演
ポール・マッカートニーとリンゴ・スターが、ザ・ビートルズが初めてアメリカのテレビ番組に出演してから50周年を記念した特別番組で、ケイティ・ペリー、ジョン・メイヤー、アリシア・キーズらと共に登場した。ビートルズの『エド・サリヴァン・ショー』出演を記念して27日(月)にロサンゼルス・コンベンションセンターで開かれた『ザ・ナイト・ザット・チェンジド・アメリカ:ア・グラミー・サリュート・トゥ・ザ・ビートルズ』では、ケイティとジョン、アリシアの他にも数多くのミュージシャンがパフォーマンスを披露した。当時の記憶に残るパフォーマンスを振り返り、ポールはステージで「最初に頼まれた時は、するべきかどうか迷っていたんだ」「君たちはアメリカにおける『エド・サリヴァン・ショー』の重要性を理解していないんだって言われたよ。実際、あの時まで理解していなかったんだ」とコメントした。
同イベントでは、ポールとリンゴが亡きバンドメンバーである、1980年にニューヨークで銃殺されたジョン・レノンと2001年に肺癌で他界したジョージ・ハリスンを偲んだ。リンゴは観衆に「僕たちはザ・ビートルズと呼ばれるバンドを組んでいたから、どこで演奏してもいつもジョージとジョンは僕たちと共にいるよ」と語りかけ、その後にポールは「今夜は僕たちの素晴らしい友人であるジョンとジョージを思い出す夜だよ」と続けた。
2月9日に米CBS局で放送予定の同番組では、スティーヴィー・ワンダーやキース・アーバンら、収録前夜に開催されたグラミー賞に出演した数々のパフォーマンスが披露されている。
ビートルズの残存メンバーであるポールとリンゴは、グラミー賞でも『ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ』と『ヘイ・ジュード』のデュエットを見せていた。ジョンの妻オノ・ヨーコとジョージの妻オリヴィアが見守るそのパフォーマンスは、トム・ハンクス、ジェフ・ブリッジス、ショーン・ペン、ジョニー・デップ、ケイト・ベッキンセールら多くの著名人によって紹介された。曲間にはビートルズのビンテージ映像、ライブの模様や記者会見の様子などが流されたほか、絶頂期における「ビートルマニア」と呼ばれる熱狂的ファンの様子も映し出されていた。
(BANG Media International)