R・カヴァリ、M・コース盗作を再非難
ロベルト・カヴァリがマイケル・コースに盗作の疑いをかけている。昨年もロベルトはマイケルが自身のデザインを盗作したと訴えていたが、ファッション界がこの「スキャンダル」とも言える自分の訴えを無視していることについて怒り心頭な様子で、またしてもマイケルを非難している。ロベルトは、マイアミのオート・リビング誌に「今じゃ世の中にはデザイナーのほかにもザラみたいな安いファストファッション店がたくさん存在しているから、盗作のデザインが出回ることは承知だよね。でもマイケル・コース氏ときたら、何でもかんでも盗作しているじゃないか!これはスキャンダルだよ。なのにこのことには誰も声高に触れないのさ。まったく不公平だよ」と憤慨した様子で話している。
この件についてマイケル側はコメントを控えているが、ロベルトはどのコレクションでマイケルが盗作していると考えているかは特定することはなく、引き続き最近のファッション業界におけるオリジナリティの欠如へと怒りの矛先を向けている。「現在ではファッションは単に金儲けが全てになっちゃったよね。何も新しいものなんか生み出されていないじゃないか。18世紀や19世紀にはファッションは20年ごとに完全に生まれ変わっていたのに。シルエットが全く変化していたりね。でも今じゃオリジナリティのかけらもないよ。本当に新しいと言えるデザインなんて、スニーカーを除けば、1950年代以降生み出されていないじゃないか」
(BANG Media International)