M・ジャガー 東京Dで日本語絶叫
英4人組ロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズが26日、東京ドームで8年ぶり6度目の来日公演の初日を迎えた。
ボーカルのミック・ジャガー(70)は「帰ッテ来タゾ!トーキョー!」と日本語で絶叫。平均年齢69・5歳の不良少年たちは「サティスファクション」「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」など若さあふれる20曲でロックンロールショーを展開した。
1963年のデビューから51年、ロック界の生ける伝説が、日本に帰ってきた。
午後7時。30分遅れで始まったライブは、約半世紀前、65年発売の代表曲「一人ぼっちの世界」で幕を開け、客席は総立ちに。続いて「イッツ・オンリー・ロックンロール」から「タンブリング・ダイス」とヒット曲を連発。ジャガーが「ミンナニ会イタカッタ。ミンナ最高!」と日本語であおると、約5万人で埋まった会場の熱気はさらに高まった。
若さがあふれた。ジャガーはセクシーに腰をくねらせ、左右80メートルのステージを全力疾走してみせた。キース・リチャーズ(70)は髪こそ白くなったが、不良性たっぷりのギターでファンを魅了。ギターのロン・ウッド(66)、ドラムスのチャーリー・ワッツ(72)のクールなプレーも健在。69年から74年まで在籍したギターのミック・テイラー(65)もゲスト参加し“オールスターキャスト”でファンを喜ばせた。
メンバーの平均年齢69・5歳は、サイモン&ガーファンクルの67・7歳を抜き、東京Dでの史上最高齢グループアーティスト記録を更新。また同会場での公演は、90年に初ライブを行って以来、今回で26公演目となり、海外アーティストでは最多となる。
今回の日本公演は、一昨年から断続的に行われている世界ツアーの一環。来月4、6日にも同所で行われる。