「オアシス」未発表曲追加し再リリース
オアシスが発売20周年を記念して、デビューアルバム『オアシス』に未発表曲を追加し再リリースするようだ。パリのステージ舞台裏でノエルとリアムのギャラガー兄弟が大ゲンカをしたことがきっかけで2009年8月に解散したオアシスは、26日(水)午前9時に重大発表があると告知したことで、再結成の噂が経ち始め25日(火)にネット上で大反響を巻き起こしていた。しかし、実際は1994年に発表した同デビューアルバムが今年発売20周年となることを記念して、5月19日に再リリースするというニュースを発表した。再結成の可能性を期待したファンたちによるアクセスがoasisinet.comに集中し、26日(水)朝に同サイトはダウンするまでに至っている。
今回の再リリースはギャラガー兄弟が所有するレコード会社ビッグ・ブラザー・レコーディングスからの「チェイシング・ザ・サン」シリーズ第1弾となり、今後には『モーニング・グローリー』『ビィ・ヒア・ナウ』の再リリースも予定されている。
1999年にオアシスを脱退した結成メンバーのポール・ "ボーンヘッド" ・アーサーズは、NME誌に「記念公演みたいな話は一切ないよ。再リリースが記念するのには最高だよ。この3作品にはすごい特典がついてくるからね」と話している。
このリイシュー盤は、パリで収録された『リヴ・フォーエバー』『シェイクメイカー』の未公開のアコースティック・バージョンを含め、東京のホテルの一室でノエルによってレコーディングされた『ハーフ・ザ・ワールド・アウェイ』の初期デモやレアな『ストレンジ・シング』のデモなどを3枚組デラックス盤など様々な形態とパッケージで発売されるようだ。
1994年に発売されたシングル『ホワットエヴァー』も、『スーパーソニック』『シェイクメイカー』『リヴ・フォーエバー』『シガレッツ・アンド・アルコール』など、『オアシス』からのシングルカット曲のB面収録曲と共に収録される。
オーウェン・モリスによってプロデュースされた『オアシス』は、1994年8月の発売第1週で8万6000枚を売り上げ、アークティック・モンキーズが2005年に『ホワットエヴァー・ピープル・セイ・アイ・アム、ザッツ・ホワット・アイム・ノット』でその記録を塗り替えるまで、イギリス史上最速の売上を誇るデビューアルバムの座に君臨していた。『オアシス』は、ボーカルのリアム、ギター兼ソングライターのノエル、リズム・ギターのボーンヘッド、ベースのポール・ "ギグジー" ・マッギーガン、トニー・マッキャロルらオアシスのオリジナルメンバーによってレコーディングされている。
(BANG Media International)