エマ・トンプソン（５４）が「ヘザース・ザ・ミュージカル」のキャスト達に「焼き立てミートパイ」の差し入れをしたそうだ。現在ニューヨーク・フィルハーモニックの最新作「スウィーニー・トッド」のリハーサルを行っているエマだが、同作内の「悪魔の理髪師」の隣人で殺人の被害者たちをミートパイにして隠ぺいするラベット夫人のキャラクターを見せるために、オフブロードウェイ作品「ヘザース・ザ・ミュージカル」の出演者たちを訪れずにはいられなかったようだ。両作品の製作が進められているリハーサル・スタジオに務める関係者は、ニューヨーク・ポスト紙に「トンプソンさんは上の階でリハーサルをしているんです。それで木曜日に、彼女はラベット夫人の衣装をすっかり着込んで“焼き立てミートパイ”で『ヘザース』のキャスト達を迎えたんですよ」と話している。

　その関係者によれば、エマはおじぎをしてロンドンのコックニー訛りの英語で「パイを持ってきました。その中に入っている人に知り合いはいないと思いますが。でも何があるかはわかりませんね！」と言ったそうで、その後には「心からお礼を申し上げます。お尻からではなく心からね」と続けたという。

　その後、役になりきるのを止めたエマは「ヘザース」のキャスト達を称賛したそうだ。エマは「とても素晴らしいさえずりが聞こえてきます」と伝えた。

　そんなエマの出演する「スウィーニー・トッド」は３月５日からエイヴリー・フィッシャー・ホールで皮切られ、１９８８年にウィノナ・ライダーとクリスチャン・スレーターが主演した映画「ヘザース／ベロニカの熱い日」を基にした「ヘザース」は３月１５日からニュー・ワールド・ステージズで公演が開始となる。〓

　（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）