アダムがクイーンとの夏ツアーを発表
アダム・ランバートがこの夏、クイーンとツアーを行うことになった。2009年の『アメリカン・アイドル』優勝者であるアダムは過去にもクイーンとパフォーマンスを行ったことがあるが、今回はブライアン・メイ、ロジャー・テイラーと共に19日間に及ぶツアーに参加することになり、ブライアンは「黄金時代のクイーンに限りなく近い」ショーを提供すると自信を見せている。アダムはローリングストーン誌に「すごく特別なことだし、大変なことだよ。これはライブだからね」「最近の音楽界では、コンサートに行っても口パクのことがよくあるだろ。ボタン一つで済むのさ。それはそれでいいけどさ。嫌いなわけじゃないよ。でも今回のは本物だよ。生の演奏さ」「俺たちは録音音源を流したり、それに合わせて演奏したりしないよ。全てが生演奏になるんだ。俺もほかのボーカル達と一緒に全部歌うしね。まさにライブになるよ。この時代にそんな熱い演奏が見られるのは、観客にとっても楽しみなことじゃないかな」と話した。
また、ブライアンは1991年に他界したフロントマンのフレディ・マーキュリーを「マネするものではない」としており、現代の若者たちにもクイーンを生で見る機会を与え、新たな経験を作り出したいのだと語った。「俺たちはここでライブでやって、素晴らしい歌手もいるんだ。色んな新しいことがあるだろうね。それってとてもワクワクするよ。派手で危険味も帯びていて、昔のクイーンに求められていたすべてがあるはずさ」
フレディの役目を授かって「光栄」に感じているというアダムは、クイーンとパフォーマンスをしているという事実がいまだにピンとこないと明かしている。「美しいけど、非現実的だよ。すごく刺激になるしね。ヨーロッパでやった時は10日間くらいしかリハーサルの時間がなかったんだ。あまり知らない曲もあったしね。その過程でのプレッシャーと激しさが大きな力となったよ。プレッシャーは好きなんだ」
アダムとクイーンの全米ツアーは6月19日のシカゴ公演で皮切り、7月21日のワシントンD.Cで千秋楽を迎える予定だ。
(BANG Media International)