ミッキー・ルーニー、義理の息子に全遺産
故ミッキー・ルーニーが自身の適度な遺産を義理の息子の1人に残していたようだ。6日(日)に糖尿病の合併症により93歳で自然死を迎えたミッキーは、3月11日に署名した遺書で、1万8000ドル(約184万円)相当の全遺産相続人として義理の息子で介護人であるマーク・アバーとその妻シャーリーンを指名していた。1歳半から俳優としてのキャリアを歩み始めたミッキーだが、USAトゥデイによれば、別の義理の息子の1人による老人虐待と財務不正により、ほとんどの財産を失っていたという。
ミッキーはまた、8人の子供たちと結婚して35年になる別居中の妻ジャニス・ルーニーの相続権を省いている。ミッキーはジャニスが受け取っている自分の社会保障給付金と年金の一部で十分な支払いだとしており、子どもたちは自分よりも良好な経済状況にあるとしている。ミッキーの弁護士を務めるマイケル・オーガスティン氏はまた、ミッキーが死の間際でも芸能界を引退するつもりはなかったこと、そして新作映画への出演を楽しみにしていたことを明かしている。
1930年代、40年代にはハリウッドでも最も収入のある俳優の1人であったミッキーは、オーガスティン弁護士に自身の遺書の単独執行人を務めることを依頼しており、遺族にはこの件に関しては手を出してもらいたくないと主張していたという。ミッキーの葬儀や公開の追悼行事に関しては、現在計画が立てられているところだが、同弁護士は、ミッキーが最近、退役軍人の墓地に埋葬して欲しいという願いを口にしていたことを明かしている。
そんな中、ニューヨーク・デイリー・ニュースによれば、ジャニスとミッキーが2011年に虐待の疑いで訴えたその息子のクリス・アバーは、「故人の遺志に反して」フォレスト・ローン遺体安置所からミッキーの遺体を持ち出そうとしたという。11日(金)に公判が予定されており、それまでの間はミッキーの遺体は同安置所で保管されることになっている。
(BANG Media International)