A・カーツマンが脚本コンビを解消
数多くの大作映画を手掛けてきたアレックス・カーツマンとロベルト・オーチーがコンビを解消した。リブート版「スター・トレック」シリーズや『アメイジング・スパイダーマン2』など数々のヒット作を生み出してきた脚本家の2人が、今後はそれぞれのプロジェクトに集中していくためにコンビを解消した。ハリウッド・リポーターによれば、今回のチーム解消は「友好的」なものだというが、それぞれが監督としてのキャリアを築き上げようとする中で、ここしばらくの間雲行きが怪しくなってきていたという。
バラエティ誌は、J・J・エイブラムス監督が「スター・ウォーズ」シリーズへと移行したことを受け、オーチーが『スター・トレック3』の監督として乗り気になっているものの、パラマウント・ピクチャーズ側はオーチーに監督経験がないため、そのポジションを与えることに懸念を示していると報じている。一方でカーツマンは「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのスピンオフ作となる『ヴェノム』で共同執筆のほか、ソニー・ピクチャーズから監督の座を与えられている。
オーチーとカーツマンは『アメイジング・スパイダーマン2』の脚本をジェフ・ピンクナーと共に担当し、すでに第3作目の執筆に取り掛かっている。
高校時代の友人である2人は、テレビドラマ『ヘラクレス:ザ・レジェンダリー・ジャーニーズ』で初めて共同執筆を手掛け、親しい友人であるエイブラムス監督と共にジェニファー・ガーナー主演ドラマ『エイリアス』を執筆した。その後2人は、「トラスフォーマー」シリーズの最初の2作と『ミッション:インポッシブル3』の脚本を担当している。また、「スター・トレック」シリーズと『グランド・イリュージョン』ではプロデューサーも務めていた。(BANG Media International)