デンゼルが学生1人あたり約10万円寄付
デンゼル・ワシントンが奨学金の獲得に向けて争っている学生達に1人あたり1000ドル(約10万円)を寄付した。デンゼルはオーガスト・ウィルソン・モノローグ・コンペティションにおいて、賞金をかけて争っている全米の都市から選出された24人のファイナリスト達にこの現金を与えた。ザ・ニューヨーク・ポスト紙によるとデンゼルは「今夜全額使ってしまわないように」と冗談を飛ばしたという。
同コンペティションではデンゼルと妻のポーレッタ・ワシントン、ウィルソンの作品の一つとして有名な舞台『フェンス』の製作に参加したこともあるスティーヴン・マッキンレー・ヘンダーソンらが審査員を務めている。ブロードウェイのオーガスト・ウィルソン・シアターで、2005年10月2日に他界したウィルソンを偲んで先日に行なわれた同コンペティションでは、地区代表達を破って決勝ラウンドへ進んだボストン出身のアシュリー・ハーバートが見事勝ち抜いた。
デンゼルは以前、大学と演劇学校の両方が2度のアカデミー賞の受賞を含むハリウッドでの成功につながったとして、大学で勉強した後に演劇学校へ進んだことが幸運なことだったと感じると語っていた。「俺は勉強を続けたかったんだ、重要なことだって分かっていたからね。だから大学と演劇学校の両方行ったんだ。だから俳優として仕事を始めたのは20代の半ばだよ。俳優業は楽しんでやっていたけど、それだけで生活していくのは難しかったね。それが俳優業のつらいところなんだよ。俳優になりたかったら、自分は俳優だって言うだけでいいのさ。これが俳優業の最も悲しい一面でもあるんだよ。誰もが自分は俳優だっていえるから、ハリウッドには俳優のトレーニングもうけたことのない、仕事もしたことのない、怒って不満を抱えた人たちがたくさんうろついてるんだ」
(BANG Media International)