メリル・ストリープがマリア・カラス役

 メリル・ストリープが新作映画でマリア・カラスを演じるようだ。1971年に名門ジュリアード音学院で教壇に立ったマリアを描いたテレンス・マクナリーの舞台作品を原作としたHBOの映画『マスタークラス』で、メリルはオペラ界の伝説的存在であるマリア役を演じるという。ニューヨーク・ポスト紙のページ・シックス欄によれば、『シルクウッド』『心みだれて』『ハリウッドにくちづけ』『エンジェルス・イン・アメリカ』ら数々の作品でメリルとタッグを組んできたマイク・ニコルズがメガホンを握る方向で、メリルが『リッキー・アンド・ザ・フラッシュ』の撮影を終える来年1月から撮影を開始する予定だという。

 『リッキー・アンド・ザ・フラッシュ』では、メリルが家族との絆を取り戻そうとする落ち目のロックスターを演じており、その役作りに向けて有名な先生からレッスンを受けているという。ある関係者は「メリルはギターのトリックをほかならぬ伝説的存在のニール・ヤングから習っているんです」と話していた。

 1995年にブロードウェイで初公演された『マスタークラス』では、マリアが自身のキャリアと、ジャクリーン・ケネディにアリストテレス・オナシスを奪われてしまった私生活を回想する姿が描かれている。

 そんなメリルはここ数年、実在した有名な女性を演じてきており、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』では元英国首相のマーガレット・サッチャー、『ジュリー&ジュリア』ではシェフのジュリア・チャイルドを演じた。また、『プラダを着た悪魔』で演じたミランダ・プリーストリーはヴォーグ誌の編集長であるアナ・ウィンターを基にしたキャラクターだと考えられている。(BANG Media International)

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