コリン・ファース、アニメ映画降板
コリン・ファースが『パディントン』から降板した。
同新作アニメでくまのパディントンの声を担当する予定だったコリンだが、自身の声がその役柄に似合わないと感じたことから降板を決めたという。コリンはエンターテイメント・ウィークリーで「この素晴らしいキャラクターが形成されていくのを目にするのは甘く切ない経験だったけど、自分の声が合わないって言う悲しい事実にただ気づいてしまったんだ」「この映画のほとんどを目にするという嬉しさを得たし、素晴らしい作品になると思うよ。今でもこのクマには思い入れがあるから、製作側にはぴったりの声を見つけるようにうるさく提案しているところなんだ」と語った。
12月公開予定の同作はすでに予告編がリリースされており、今回のコリンの降板は製作がかなり終盤に入ってからのこととなるが、公開予定日は変更されない見込みだ。ポール・キング監督はコリンの後任はまだ決定していないものの、数週間以内には発表するつもりだとしている。「『パディントン』への貢献を(コリンには)感謝しきれません。その声もクマも大好きですが、我々のクマが若いこともあり、2人の声がぴったりではないという結論にたどり着いたんです。ですから心苦しいながらも、別々の道を進むことに決定しました」とキングは声明を出している。
また、新しい声の担当により、パディントンの「映画デビューを類まれないもの」にすることは間違いないと続けている。
ニコール・キッドマン、ジュリー・ウォルターズ、ヒュー・ボネヴィルらも声の出演を果たす『パディントン』は、パディントン駅で置いてきぼりになり、新しい家をロンドンに求めてやってきた親切な家族にひきとられたペルーから来た若いクマが、イギリスのこと全てに情熱を持つ姿が描かれている。(BANG Media International)