ルー・リードが3000万ドル（約30億円）以上にのぼる遺産を残していたようだ。

　昨年10月に肝臓病により71歳でこの世を去ったルーの遺産管理人に11月に就任していた元マネージャーであるロバート・ゴッタラー氏が、週マンハッタン遺言検認裁判所に申請したところによると、「現金と他の財産」からこれまでに2037万9169ドル（約21億円）を徴収したという。この金額にはルーが家族に残した贈り物や、保険金および年金などは含まれていない。

　ニューヨーク・ポスト紙によると、この資産はルーが遺書で長年の友人であるゴッタラー氏に自分のものとして管理するよう指示していたルーの著作権および出版権からの利子のようだ。ルーの遺書では、ゴッタラーが徴収した財産の中から妻のローリー・アンダーソンへ1500万ドル（約15億円）、妹のマーガレット・リード・ウェイナーへ500万ドル（約5億円）贈与するとされている。1970年からルーと共に仕事をしてきたゴッタラー氏は法廷で、自身と共同執行人に手数料として22万ドル（約2200万円）を求めた。ルーの弁護士であるジェームズ・パーディー氏は、執行人がルーの遺産の一覧を来年1月までに提出すると記載された書類を提出している。

　遺書の中にはニューヨーク内にある700万ドル（約7億円）のペントハウス、ハンプトンにあ,る150万ドル（1億5000万円）の別荘をはじめ、宝石や衣類、芸術作品、車、ボート、自身のツアー会社であるシスター・レイ・エンタープライズを含む個人の財産を妻に残すとされているほか、母親の介護資金として50万ドル（約5000万円）も共に妹に渡すとされていた。（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）