「ａ‐ｎａｔｉｏｎ　ｓｔａｄｉｕｍ　ｆｅｓ．　ｐｏｗｅｒｅｄ　ｂｙ　ｉｎゼリー」（２９日、味の素スタジアム）

　エイベックスが主催する「ａ‐ｎａｔｉｏｎ　ｓｔａｄｉｕｍ　ｆｅｓ．　ｐｏｗｅｒｅｄ　ｂｙ　ｉｎゼリー」の東京公演が開幕、１２組のアーティストが出演した。トリを飾ったのは韓国の５人組グループＢＩＧＢＡＮＧ。代表曲「ＦＡＮＴＡＳＴＩＣ　ＢＡＢＹ」など１０曲で、５万５０００人のファンを熱狂させた。同イベントは３０、３１日も同所で開かれる。

　今年から台湾、シンガポールでも公演を行うなど新時代を迎えたａ‐ｎａｔｉｏｎ。スタジアムフェス初日のトリを飾ったのは、“世界進出元年”にふさわしい５人だった。

　同舞台は２年ぶり２回目となるＢＩＧＢＡＮＧのライブは、ヒット曲「ＴＯＮＩＧＨＴ」で開幕。気温２２度と肌寒さすら感じる屋外の会場を、一気にヒートアップさせると「ＨＡＮＤＳ　ＵＰ」「ガラガラＧＯ！」などヒット曲連発の１０曲で、５万５０００人のファンを汗だくにした。

　５人での来日ライブは、今年５月以来４カ月ぶり。その間、７月まではＤ‐ＬＩＴＥ（２５）が、現在はＳＯＬ（２６）がそれぞれソロの日本ツアーを行うなど、個人活動も忙しいだけに、メンバーも５人での集結を満喫。

　Ｄ‐ＬＩＴＥ（２５）は「うれしすぎて、しゃべれないよ」と興奮。最年少のＶ．Ｉ．（２３）は「いいぞ！いいぞ！２年ぶりのａ‐ｎａｔｉｏｎ。初めてトリでやって来ました～」とはしゃいだ。

　０６年に結成し、０９年に日本デビューした５人。最先端の音楽性と個性的なファッションで、瞬く間に人気を集めた。２０１２年には北米、南米、欧州を含む世界ツアーを成功させ、今やワールドワイドな知名度を誇る。

　１１月１５日を皮切りに１１公演の５大ドームツアーをスタートさせる。２年連続で５大ドームを行うのは海外アーティストでは初。Ｖ．Ｉ．は待ちきれない様子のファンに「帰ってくるよ」と呼びかけ、再会を約束した。