ブルース、子供向けの本を執筆
ブルース・スプリングスティーンが自身の音楽を基にした子供向けの本を執筆した。
ブルースは2009年のアルバム『ワーキング・オン・ア・ドリーム』の収録されているバラード曲『アウトロー・ピート』がその本の題名となり、その物語を執筆したようで、その子供向けの物語としては、通常のものよりも暗い内容になるとほのめかした。
ブルースはインディペンデント紙に「『アウトロー・ピート』はある男が自身の罪を乗り切って、克服しようとする話なんだ」と話す。
同作は11月にもサイモン&シュスター社によって出版されるが、同出版社のジョナサン・カープ社長は西部劇ファンの大人から子供までが楽しめる内容になると話している。「これは質のいい西部劇が大好きな人のための本です。すべての年齢の読者層にお楽しみいただけます。大人の繊細な感覚がそこにあります」「アウトロー・ピートは典型的なスプリングスティーンの生き生きとしたキャラクターであり、曲でもあるように、この本は運命におけるメディテーションです」「ピートはとても若い時に銀行強盗をしてしまったり、沢山の後悔を抱えています。ですが、歌詞にもあるように、やったことは取り消せないということです」
そんな中、一番初めに楽曲『アウトロー・ピート』を書籍化するというアイデアを思いついたというイラストレーターのフランク・カルーソは、主人公が文学史上の最も素晴らしいキャラクターになる可能性もあると話している。「トム・ソーヤ、ハックルベリー・フィン、ドロシー・ゲイル、ポパイらのように、アウトロー・ピートは私達の国の民族の中にある深い部分を伝えており、彼の方法で偉大なアメリカ文学の登場人物に新たな息吹をもたらします」
(BANG Media International)