クイーン、エイズキャンペーンで新曲
クイーンがエイズ撲滅への資金集めのために、故フレディ・マーキュリーのボーカル入りの新曲をリリースした。
1991年にエイズに関連した病で亡くなったフレディの歌声が収録されているというその新曲『レット・ミー・ユア・ハート・アゲイン』はウィリアム・オービットのリミックス版となっており、コカ・コーラ社と(RED)が協力し3日(月)から1か月間展開する新キャンペーン「シェア・ザ・サウンド・オブ・アン・エイズ・フリー・ジェネレーション」に起用されている。ギターのブライアン・メイは「俺らの愛するフレディがこの世界からいなくなって23年だよ。その間、俺らはエイズ撲滅のために素晴らしい前進をしたよ。でも、治療が受けられるという事実にただ甘んじてることはできないんだ。それが提供されるってことを確実にしなければならない。ロジャー(テイラー)と俺はこのリミックスされた曲をコカコーラと(RED)のキャンペーンで使ってもらえることを誇りに思っているんだ。フレディの力強い歌声がまた世界を震撼させることを願っているよ」と話している。
そのほかにも同キャンペーンの一環で10日(月)にアロー・ブラックの『トゥギャザー』がリリースされるほか、翌週にはワイクリフ・ジョンとアヴィーチーのコラボ曲『ディヴァイン・ソロー』がダウンロード可能となり、最後24日(月)にはワンリパブリックによるリミックス版『アイ・リブド』が発表される予定だ。
さらには、曲のリリースだけに留まらず、同キャンペーンのサイトomaze.com/CokeRedでは、U2のギグの舞台裏でボノに会い、ボノのサイン入りでカスタムされたグレッチの(RED)版ギターをもらえる権利やワンリパブリックと1日過ごせる権利をはじめ、世界の最大規模の3つの音楽フェスティバルのチケットの獲得やラスベガスのアヴィーチー、クイーン、アダム・ランバードの公演でステージに上がれるチャンス、さらには、スイスのモントルにあるクイーンのレコーディングスタジオへのVIPツアーなど、人生に一度あるかないかの体験が当たるチャンスも提供しているという。
同キャンペーンを通して集められた収益はエイズ、結核、マラリア撲滅のために直接ザ・グローバル・ファンドへと寄付され、HIV予防、検査、カウンセリング、治療、ケアサービスを提供するために使用される。(BANG Media International)