コリン・ファースは新作『キングスマン　ザ・シークレット・サービス』の撮影中に出来たアザをとても誇りに思っていたため写真にとっておいたのだそうだ。ベテランのシークレット・サービス、ハリー・ハート役を演じているこのアクション作に向けて６カ月間に渡るトレーニングを受けたというコリンは、撮影中にアザだらけになっても自分でスタントをこなしていることを嬉しく感じていたため、怪我を記念撮影したくて仕方なかったのだそうだ。「自分でやらなくちゃいけなかったんだ。スタントマンを使ってごまかすとかじゃなくてね。１台しかカメラがなかったんだ。それのカメラマンが振り付けもしなくちゃいけなかったんだよ」「かなり怪我をしたよ。でもすごく誇りに思っていたよ。トロフィーみたいなもんだからね」「僕が実際にやったかってことを信じてくれるかってことが常に疑問にあったから、誰かにアザを作ったり、自分にアザが出来たときなんてもちろん、写真を撮っていたわけさ」「だから『看護婦さんを呼んで』じゃなくて『カメラ持ってきて』だったんだよ。そのアザや折れた歯を見せるためにね」「僕たちはみんな何か見せるものがあるとすごく喜んでいたよ。バカみたいだよね」

　ロマコメ作の印象が強いコリンだが、同作へのトレーニングが過酷なものであったと感じたものの、それ以来さらにアクション作への出演に意欲的になったようだ。英ＩＴＶ局の『ロレーン』に出演したコリンは「辛い仕事には常に矛盾がついて回るものさ。あのトレーニングはすごく辛いものだったよ」でも自分がやった中で最も爽快なことであったし、終わった時は寂しく思ったよ。またやりたいと感じたね」「でももし誰かに来週始めるなんて言われたら、ソファーに座って宙を見つめていたいなんていう感覚と戦わなきゃいけないし、もう１度自分を駆り立てる必要があるよ」「でもいい作品ならまたやるよ」と話した。

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）