デップ様、ドタキャンは怪獣のせい!?
米俳優ジョニー・デップ(51)が28日、都内で主演映画「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」(2月6日公開)の“仕切り直し会見”を行い、前日27日の会見を体調不良でドタキャンしたことについてアメリカンジョークで謝罪した。デップは「チュパカプラに襲われていた」と南米の未確認生物の名前を挙げて理由を説明。時間を超えて質問を受け、付けヒゲを鼻下に当てるなど、爆笑会見を繰り広げた。
会見をドタキャンした前日、デップは珍獣と戦っていた…。そんなわけはないのだが、本人の目は本気だった。会見の冒頭、自ら謝罪すると、続けた。
「風邪というか、インフルエンザが残っていて…でも、それが本当の理由ではないんだ。チュパカプラに襲撃されていたんだ!!」
チュパカプラとは、ネッシーやツチノコと同じ未確認生物。二足歩行で背中にはトゲが生え、吸血生物とされる。遭遇すれば命の危険もあるという。デップは「何時間も戦っていた。残虐なヤツなんだ。スーツケースに入っていて…。23階から投げ落としたので、もう2度と会うことはないだろう」と臨場感たっぷりに熱弁。壮大な言い訳に報道陣からは拍手が起こり、デップは満足げに笑った。
やり直し会見はデップの希望で実現。昼からテレビなどの個別取材を7件受け、本来は自由時間となっていた時間帯に会見を設定したという。
ヒゲの付いたストローや紙ナフキンを鼻の下に当て、会見終了の時間が来ると「あと2つ質問していいよ。3つでも。それくらいしたい」と、おわびの大サービス。前夜についても「日本食屋さんに行って、フグを食べた。まだ(毒で)死んでないよ」と笑わせた。
前日のデップは正午からの会見をドタキャン。関係者によると「17日から独英米をキャンペーンで巡った長旅の疲労で、立てない状態だった」という。夕方のプレミアイベントには婚約者のアンバー・ハード(28)と登場していた。