ファレル・ウィリアムスは大ヒット曲『ブラード・ラインズ～今夜はヘイ・ヘイ・ヘイ♪』がマーヴィン・ゲイからではなくマイリー・サイラスから着想を得たと法廷で証言した。マーヴィンの子供フランキーとノナから同曲がマーヴィンの『ゴット・トゥ・ギブ・イット・アップ』の盗作だとして裁判を起こされているファレルは、法廷での１時間に渡る証言の中でその発言をした。「アール・スウェットシャツと、また別にマイリー・サイラスとも仕事していましたね。マイリーとはカントリー調の音楽に取りくんでいました」「このカントリーのサウンドをアップテンポなグルーブとミックスさせたのです」

　さらにファレルは２０１２年半ばにロビン・シックとコラボして書かれた同曲がいろいろな影響を受けていると認めたものの、曲作りの過程ではマーヴィン・ゲイの『ゴット・トゥ・ギブ・イット・アップ』のことは全く頭になかったと強調した。「７０年代後半の感覚に導かれていたと思います。時々過去の作品を振り返るとき、たくさん影響された人々がいます。だからといって、それが自分がしてきたことというわけではないのです」「マーヴィン・ゲイはとても尊敬している人の１人です。現時点でなりたいと考えている僕のゴールはこうです。クリエーターとして最後にしたいことというのは、誰かを大好きな時にその人の何かを取り入れることです」

　この『ブラード・ラインズ～今夜はヘイ・ヘイ・ヘイ♪』における盗作疑惑裁判はさらに８日間続き、Ｔ．Ｉ．、ロビンの元妻ポーラ・パットンの証言も行われる予定だ。

　（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）