ダニエル・クレイグ、地雷対策特使に

 ダニエル・クレイグ(47)が地雷対策の初の親善大使に任命された。国連によってその役割に任命された「007」シリーズのジェームズ・ボンド役でおなじみのダニエルは、国連地雷対策サービス(UNMAS)の活動のPRや地雷除去に対する政治的および経済的支援を呼びかける手助けをすることになる。国連のニューヨーク本部で行われた式典中、潘基文事務総長は「あなたは(『007』の中で)殺しのライセンスを与えられていますが、私は今回あなたに人を救うライセンスを与えます」「私は8番目の事務総長なので008ですね。つまり私は彼に救出の任務を課したということです」とコメントした。

 今後3年間に渡ってこの役職に携わることになるダニエルは、特使に任命されたことが「光栄であるとともに恐縮している」と話した。「この役職を引き受けることを光栄に思いますし、一般の人たちが普通の生活を送るために毎日自らの命の危険を冒しながら働いている人達と一緒に働く機会を与えられることに恐縮しています」

 ダニエルは以前、カンボジアでの撮影中に地雷による被害を目の当たりにしたことがあったそうで「その地域にはたくさんの子供たちがいました」「僕も緊張していましたが、この子供たちのご両親がどんな思いをしているのかは計り知れません」「地雷は彼らが普通の生活を送ることや再建すること、そして日常を取り戻すことに歯止めをかけているのです」と語った。(BANG Media International)

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