クリストフ・ヴァルツ、監督デビューへ
クリストフ・ヴァルツが「ザ・ワースト・マリッジ・イン・ジョージタウン」で主演兼監督を務めることになった。クリストフの監督デビューとなるこの新作は、ニューヨーク・タイムズ誌に掲載された実話を基に展開する犯罪映画となるようだ。
クリストフ演じる風変わりで社交界に入ろうとする野心家のアルブレヒト・ミュースは、年上の裕福な未亡人ヴィオラ・ドレイスを誘惑して結婚する。ミュースとドレイスは豪華なパーティーを繰り広げて政界のトップグループに入るも、2011年にジョージタウンにある2人の自宅でドレイスが殺害されたことをきっかけにミュースがついてきた嘘が明るみになり始めるというストーリーだ。
1971年、自身が26歳の時に当時71歳だったドレイスと結婚したミュースは、昨年に第一級殺人罪で有罪となり、50年間の刑期を言い渡された。
ヴォルテージ・ピクチャーズが製作資金出資とプロデュースを行い、カンヌ映画祭でプロモーションが行われる同作品は今年10月12日より製作がスタートするという。
そんなクリストフの次回出演作は「007」シリーズ最新作「スペクター」となっている。
アカデミー賞受賞経験もあり、ひっぱりだこの人気俳優であるクリストフだが以前、ここ数年間自身のキャリアにおける変化を目の当たりにし、仕事人生の中で安らぎを見つけることは難しいと語っていた。「落ち込む瞬間が何回かあったんだ。憂鬱っていうのかな。でも薬物治療を受けたり病院に通ったりする必要のあるものではなかったんだ。ただ、仕事を上手くやろうとするとひどく憂鬱になって上手くいかないんだ。みんな俺の事をダメなやつみたいに扱ってね。挨拶すらしないんだ。無視するんだよ」(BANG Media International)