ジョルジオ・モロダーが審査員に?

 ジョルジオ・モロダーが新番組『ウルティメイト・DJ』で審査員を務める可能性があるようだ。ソニー・ミュージックとのレコード契約のほか、有名音楽フェスティバルへのヘッドライナー出演をかけたサイモン・コーウェルが立ち上げたこの新しいオーディション番組に向けて、有名プロデューサーのジョルジオが審査員を務める話を持ちかけられたと話している。「番組側はそんなことを示唆していたけどね。分かっていたら話すけど、まだ分からないんだ」

 シンセ・ディスコやエレクトロ・ダンス・ミュージックの先駆者と言われる大御所のジョルジオが参加することになれば、ヤフー・ライブで年内にも放送開始予定のこの番組に豊かな経験がもたらされることになりそうだ。

 これまでにドナ・サマー、エルトン・ジョン、ブロンディー、デヴィッド・ボウイら数々の有名アーティストを手がけてきたジョルジオだが、今は亡きクイーンのフロントマン、フレディ・マーキュリーが最もやりにくいアーティストだったと明かしている。「シンガーっていうのはだいたい親しみやすいものなんだけど、史上最高の1人、フレディ・マーキュリーとはちょっと問題があったね。彼はかなり威嚇的な人物だったよ。最高の作曲家で歌手で作詞家でディーバの1人だった。フレディに『ここの高音、もう1回やって』なんて言えなかったよ」

 自身にとって30年ぶりとなるニューアルバム『デジャ・ブ』ではシーアやカイリー・ミノーグ、ブリトニー・スピアーズ、チャーリーXCXらとコラボを果たしているジョルジオは、他のアーティスト達とのコラボの過程が年月を経てかなり変わってきていると認めており、シーアとのレコーディングがネット上でほとんど行われたため、本人に会う機会がなくてがっかりしたと明かしている。「彼女に会ったことはないんだ。とても保護された人でね。最近ではあまり多くの人に会うことがないんだよ。ファイルを送り合ったりしてネット上ですべてが行われるからね」(BANG Media International)

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