マット・デイモン、人種問題発言を謝罪
マット・デイモンが先日のハリウッドでの人種の多様性に関する問題発言について謝罪した。マットは300万ドル(約3億6000万円)相当の映画の監督を務められる機会を提供するHBOのリアリティ番組『プロジェクト・グリーンライト』の13日(日)に放送されたシーズン4初回エピソードにおけるプロデューサーのエフィー・ブラウンとの白熱したディベートの中で、映画界は監督やプロデューサーというよりも多様な俳優が必要なだけだと示唆するような発言をしたことで非難の的となっていたが、それが文脈を無視して解釈されているとした。
ザ・ラップに対して出されたコメントの中でマットは「映画作りにはより多様な映画制作者たちが必要であると心から考えています。僕は映画を作ることが大好きです。それは人生をかけてやろうと決めたことであり、『プロジェクト・グリーンライト』を見ている全ての若者たちに映画制作とはクリエイティブな表現の実行可能な形態の1つであると考えて欲しいと願っています。僕の発言はハリウッドにおける多様性についてのより広域な会話の一部であり、『プロジェクト・グリーンライト』の根本的な面についての一部でありましたがその部分が放送されませんでした。一部の人の気分を害することになったことにはお詫びしますが、少なくともハリウッドの多様性について議論を投げかけるきっかけになったことには喜んでいます。それは僕達が持つべき議題だからです」
マットは番組内で黒人のエフィーが制作チームにおける人種の多様性の重要さについて話していた時に「多様性っていうのは映画のキャスティングの中で行われることであって、製作側のキャスティングで行われることではないんだ」と割って入ったことで、各方面から非難の的となっていた。(BANG Media International)