Tスウィフト、グラミー賞壇上で反撃
第58回グラミー賞で3冠に輝いたテイラー・スウィフトが15日(月)、受賞スピーチの際にカニエ・ウェストに反撃した。カニエは先日リリースした新曲『フェイマス』の中で、2009年のMTV ビデオ・ミュージック・アワードでテイラーとバトルを繰り広げたカニエのおかげでテイラーが有名になったなどと歌っていたが、今度は『1989』で年間最優秀アルバム賞を受け取った際のスピーチでテイラーがその反撃と取れる発言をした。「グラミー賞で年間最優秀アルバム賞を2回獲得した初めての女性として、すべての若い女性に伝えたいことがあります。あなたの成功を壊そうとか、業績や名声を横取りする人々がいます」「ですが、自分のやるべきことに集中しているのであれば、そういう人々があなたを脱線させることはなく、いつか、あなたが行くべきところのたどりついた時に周りを見れば、それを達成させたのが自分でありあなたの愛する人々だってことに気付くでしょう。それは、世界で最も素晴らしい感覚になるでしょう。この瞬間をありがとう」
テイラーは年間最優秀アルバム賞のほかに、『1989』で最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム、『バッド・ブラッド』で最優秀ミュージック・ビデオ賞を獲得し、『アウト・オブ・ザ・ウッズ』のパフォーマンスも披露した。
そんな中、最多ノミネートを果たしていたケンドリック・ラマーは惜しくもテイラーに年間最優秀アルバム賞を譲ったかたちとなったが、テイラーとコラボした『バッド・ブラッド』での最優秀ミュージック・ビデオ賞や最優秀ラップ・アルバム賞など5冠に輝き、最多受賞者となった。
そのほかの主要部門では、マーク・ロンソンとブルーノ・マーズの『アップタウン・ファンク』が年間最優秀レコード賞、エド・シーランの『シンキング・アウト・ラウド』が年間最優秀楽曲賞を受賞し、最優秀新人賞に選ばれたメーガン・トレイナーは涙ながらに同賞を受け取った。
また、今年の授賞式でも様々なアーティストがステージでパフォーマンスを披露したが、アデルのステージでは音響の不具合があったり、リアーナは声帯出血の可能性を回避するためにパフォーマンスをキャンセルしたり、さらにはザ・ウィークエンドと共演する予定だったローレン・ヒルがパフォーマンスに参加できなかったりとハプニングもみられた。(BANG Media International)