デンゼル・ワシントン、監督と出演兼任
デンゼル・ワシントンが新作『フェンシズ』で監督と出演を兼任することになった。ピュリッツァー賞やトニー賞を獲得したオーガスト・ウィルソンの同戯曲の長年の大ファンであるデンゼルは、パラマウント・ピクチャーズと共に同作品の映画化に向けて動きだしており、来月からピッツバーグで撮影がスタートするようだ。
パラマウント・ピクチャーズのブラッド・グレイ会長は「この重要で人々から愛されている演劇に対してデンゼルは何年もの間情熱を注いできており、彼の夢の企画を一緒に映画館へお届けできることをとても楽しみにしています」とコメントしている。
ヴィオラ・デイヴィスの出演も決定しているこの作品は、かつて野球選手として将来有望とされていた男性トロイが50代になり、ピッツバーグのごみ収集係として働いて家族を養うことに苦労しながらも、複雑な関係になっている妻や息子、友人たちとの関係を修復していくストーリーだ。
2010年にブロードウェイで『フェンシズ』のリバイバルが公演された際、出演者であったヴィオラとデンゼルはトニー賞を獲得しており、同舞台に出演していたスティーヴン・ヘンダーソン、ラッセル・ホーンズビー、ミケルティ・ウィリアムソンらも映画版に登場するようだ。
デンゼルにとって『グレート・ディベーター 栄光の教室』『アントワン・フィッシャー きみの帰る場所』に次ぐ3作目となるこの監督作には、スコット・ルーディンやトッド・ブラックがプロデューサー陣に加わることも決定している。
前回デンゼルがパラマウントとタッグを組んだ2012年作『フライト』ではデンゼルがアカデミー賞主演男優賞にノミネートされていた。(BANG Media International)