ジョン・レノン妹「悪い知らせね」
ビートルズの来日50周年を記念した「ロバート・ウィテカー写真展~歴史を刻んだビートルズ日本公演の記録~」(6月25日~9月4日)の内覧会が24日、都内で行われ、故ジョン・レノンさんの妹、ジュリア・ベアードさん(69)が来場した。ビートルズの4人と同様、ジュリアさんも英・リバプール出身。報道陣から英国のEU離脱決定のコメントを求められ「本当なの?」と聞き返してから、「悪い知らせね。私は残ってもらいたかった」と残念がった。
英国が世界に誇る兄の“意向”も、「私の家族は離脱に投票しなかったと思う。ジョンが生きてたらどう言ったか分からないけど、縮まることより拡大を願う人だった」と代弁。「日本と同じく、英国も島国。ヨーロッパの一員となっていたのは素晴らしい機会だったのに、また島国に戻ってしまう」と私見を述べた。
写真展では1966年6月29日にビートルズが最初で最後の来日を果たした際、公式カメラマンだった故ロバート・ウィテカーさんが撮影した公演やオフショットなど60点を展示。来日の“象徴”としても扱われる、飛行機から降り立つジョンが実際に着ていた法被も公開。ジュリアさんは「皆さんは私が王様と住んでいたように思われてるかもしれませんが、よく遊んでくれて面倒見も良かった普通の兄でした」と独特の言い回しで、スーパースターの素顔を紹介していた。