「8 Mile」のカーティス・ハンソン監督が死去
映画「8 Mile」「L.A.コンフィデンシャル」の監督して知られるカーティス・ハンソン氏が71歳で死去した。20日、意識不明の男性がいるとの通報を受けた救急隊員がハリウッドヒルズのハンソン氏の自宅に駆けつけ、ハンソン氏が亡くなっているところを発見したという。
救急隊員が駆けつけたその場でハンソン氏の死亡が確認され、心臓発作が死因だったと米ニュースサイト「TMZ」が報道している一方で、ロサンゼルス警察は正式な発表を行っていないものの、死因は「自然要因」によるものであったとヴァラエティにコメントしている。
ハンソン氏はアルツハイマーを患っており、最近映画界から引退していたと伝えられていた。
「8 Mile」で主役を務めたラッパーのエミネムはハンソン氏に追悼のメッセージを贈っており、その中で「カーティス・ハンソンは俺を信じてくれてデトロイトを舞台にラップバトルを繰り広げるというクレイジーなアイデアを映画にしてくれたんだ。彼が俺を『8 Mile』の俳優にしてくれたんだよ。彼を知ることができて俺は幸運だ」と感謝の気持ちを述べた。
1994年作の「激流」に出演したケヴィン・ベーコン、映画監督であり俳優のロヴ・ロウ、女優のアビゲイル・スペンサーらも次々と追悼のメッセージを贈っている。
ハンソン氏は1992年作「ゆりかごを揺らす手」、キャメロン・ディアスとトニ・コレット主演の2005年作「イン・ハー・シューズ」、2012年作「マーヴェリックス/波に魅せられた男たち」などと、多くの名作を生み出し、1998年にはブライアン・ヘルゲランドとともに「L.A.コンフィデンシャル」でアカデミー賞脚色賞を受賞している。(BANG Media International)