ストーンズ、11年ぶりアルバムにクラプトンが参加

 「ブルー&ロンサム」のジャケット
2枚

 英国が生んだ世界最高のロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」が、11年ぶりのスタジオ・アルバム「ブルー&ロンサム」を12月2日に全世界でリリースすることが6日、明らかになった。ストーンズのスタジオ・アルバムは2005年の「ア・ビガー・バン」以来で、12曲全てがブルースのカバー。英国出身の大物ギタリスト、エリック・クラプトン(71)が2曲でギターを弾いているのも話題を呼びそうだ。

 11年ぶりのスタジオ・アルバムは、ルーツであるブルースに回帰した作品となった。ストーンズはブルース・バンドとしてまず頭角を現し、ブルースのカバーも数多くレコーディングしており、若かりし時代に敬意を表した格好だ。

 プロデュースはボーカルのミック・ジャガー(73)とギターのキース・リチャーズ(72)のグリマー・ツインズと、気心の知れたドン・ウォズ(64)。昨年12月にロンドン西部のブリティッシュ・グローヴ・スタジオで、わずか3日間でレコーディングされた。

 スタジオではオーバーダビングなしで、ミック、キース、ドラムスのチャーリー・ワッツ(75)、ギターのロニー・ウッド(69)の現メンバーに、ツアーでおなじみのダリル・ジョーンズ(ベース)、チャック・リーヴェル(キーボード)、マット・クリフォード(同)が演奏。

 偶然にも隣のスタジオでアルバムをレコーディングしていた旧知のクラプトンが「エヴリバディ・ノウズ・アバウト・マイ・グッド・シング」「アイ・キャント・クイット・ユー・ベイビー」にゲスト参加。同じく旧知のドラマー、ジム・ケルトナー(74)も「ホー・ドゥー・ブルース」にパーカッションでゲスト参加している。

 ウォズは「このアルバムは彼らの純粋な音楽作りへの愛情の証しであり、ブルースはストーンズにとってやること全ての源になっている」と解説した。

 「ブルー&ロンサム」は、デジパック仕様のCD(税抜き2500円)、CDに75ページの豪華ブックレットとポストカード付きのデラックス・エディション(同7000円)、2枚組LP(輸入盤のみ)、デジタル・ダウンロードの4形態でリリースされる。

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