RZAはアジーリアを批判「攻撃的で常軌を逸した人間」
先日から勃発しているラッセル・クロウとアジーリア・バンクスの喧嘩について、現場にいたRZAがラッセルを擁護するコメントを発表した。喧嘩が発生したラッセルのホテルで開かれていたパーティーにアジーリアを連れて行った張本人であるRZAは、アジーリアのことを「攻撃的で常軌を逸した人間」と批判した。
アジーリアがラッセルに首を絞められ、黒人差別用語を吐かれたと主張している件について、RZAはフェイスブックに「アジーリアが部屋にいた半分の人たちに暴言を吐き始めて、騒がしく不快な態度になったんだ」「自分がゲストとして連れて行ったから、少し恥ずかしく感じたよ」「口だけならまだしも、身体的になってしまうとね…」「アジーリアはなんの理由もなく、1人の女の子の顔をガラスで切り付けてやると脅して、実際にガラスのコップを取り上げて暴力を振るい始めたんだ」「それをラッセルが止めてスイートから追い出したんだ」「あれは人種や性別差別の話じゃない。俺はラッセルが彼女をNワードで呼んだところなど聞いていないよ」と投稿した。
また先日報じられていたアジーリアがRZAとのレコード契約を解除したという件に関しても、もともとはアジーリアから「経済的援助」を求められ、レコード契約の手助けはしていたものの、まだ契約成立さえもしていない段階でアジーリアがSNSで発表していたと説明した。
RZAは言動でSNSやメディアから注目を集めるのではなく、集中力を自分の音楽と芸術性で自分を表現するようにアジーリアに呼びかけている。
そんな中、アジーリアはラッセルに対して法的手段を取らない意向を明らかにしている。部屋から追い出される前にラッセルに首を絞められ、唾を吐きかけられたとして先日、警察に被害届を出したと報じられていたアジーリアだが、数日が経過した今、これ以上スキャンダルで自分の音楽活動の影を薄くするのは止めることにしたとUsウィークリー誌に明かした。
しかしながら、RZAをはじめとする数々の関係者が先日の一件はアジーリアに非があるとしている一方で、アジーリアはいまだにラッセルからの謝罪を求めている。アジーリアはもし自分が常軌を逸した行動を取っていたのであれば、ラッセル本人が追い出すのではなく、最初から警備員を呼んでいたはずだとして、周囲の証言に反対している。
そんなアジーリアはゼイン・マリクに対する暴言により今年の夏にツイッターから追放された経緯もあるため、自分のイメージはすでに最悪だとして、今回のラッセルとのもめ事で汚名を着せられても気にしないそうだ。(BANG Media International)