トミー・リー・ジョーンズ 監督作品で息子&娘が共演 照れながら明かす
米俳優のトミー・リー・ジョーンズ(70)が6日、京都市内で開催中の「第8回京都ヒストリカ国際映画祭」に登場した。自身が監督・主演・制作を務めた映画「ホームズマン」上映後にトークイベントを行い、同作に息子と娘が出演していたことを明かした。
子供たちの出演について司会者から尋ねられたジョーンズは「冒頭部分で道を尋ねた時に答えた若い女性が娘。息子は後半でバンジョーを弾いています」と照れながら答えた。息子は作品の音楽アドバイザーも兼任しており、オリジナル以外のすべての楽曲の選曲を担当したという。
同作は大きなバックアップのない独立系の作品。監督が思い通りに撮ることができる一方で、資金的には苦しいだけに身内の登場となったようだ。前の監督作品「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」(2006年日本公開)から「ホームズマン」の制作まで9年の間が空いていることについても「メジャー作品の俳優をやるのとは給料がちょっと違うからね」とユーモラスに語った。
「ホームズマン」はアメリカの西部開拓時代を舞台に、ある女性(ヒラリー・スワンク)がならず者の男(ジョーンズ)とともに、精神を病んでしまった3人の主婦を教会に送り届ける様子を描いた作品。2014年の「カンヌ国際映画祭」コンペティション部門にも出品された。