レオン・ラッセルさんが死去、74歳 7月に心臓手術
レオン・ラッセルさんが74歳で死去した。『タイト・ロープ』などのヒット曲で知られるレオンさんが13日、テネシー州ナッシュビルの自宅で行きを引き取った。「心臓手術を受けて回復してきていた」とはいうものの、直接の死因については明らかにされていない。
レオンさんの妻ジャン・ブリッジズは「この本当に困難な時に皆さんから届けられた想いや祈りを感謝します。夫はナッシュビルの自宅で就寝中に亡くなりました。7月に心臓手術を受けた後、回復してきていましたし、1月にツアーに復帰することを楽しみにしていました。皆様の愛と応援に感謝いたします」と声明を出している。
「時空の支配者」との異名を持つレオンさんは、ピアノ・ロック、ブルース、カントリーなどさまざまなジャンルをこなすことで知られ、50年以上音楽業界で活躍してきた。数々の作品を生み出したシンガーソングライターの顔も持ち、ジョー・コッカーのヒット曲『デルタ・レディ』などを書き、ザ・ビーチ・ボーイズの『カリフォルニア・ガールズ』には演奏に参加した。
2011年にはその功績を称えられ、ロックの殿堂ことロック・アンド・ロール・ホール・オブ・フェイムとソングライター・ホール・オブ・フェイムの両方に選出された。
レオンさんの訃報を受け、2010年のアルバム『ザ・ユニオン』でコラボしたエルトン・ジョン、キングス・オブ・レオンのネイサン・フォロウィル、ウーピー・ゴールドバーグらセレブたちが次々と追悼コメントをソーシャルメディアに投稿し、エルトンはレオンさんを「インスピレーションを与える人」と称え、ウーピー・ゴールドバーグは「素晴らしいミュージシャン」とレオンさんを偲んだ。(BANG Media International)