ニコール・キッドマン、新作『ライオン』の撮影中は7000キロ超の通勤
ニコール・キッドマンは新作『ライオン』の撮影中、家族を引っ越させないように4500マイル(約7200キロ)もかけて通勤していたのだという。サルー・ブライアリー著作『25年目の「ただいま」』を原作とした実話の映画化となる同作で、ニコールは2人のインド人の少年を養子に迎え、故郷のオーストラリアで育てるスーザン・ブライアリー役を演じている。
その撮影やプロモーションスケジュールをこなしながらも夫キース・アーバンと子供たちのそばにいるため、ニコールは自宅のあるナッシュビルから超遠距離通勤をしていたのだそうだ。ザ・デイリー・テレグラフ紙とのインタビューでニコールは「私はルイジアナ州で撮影があったから、終わったら飛行機に飛び乗ってナッシュビルに帰宅していたの。そうすることで子供たちを学校に送っていけたの。それでキースと朝を一緒に過ごしたらまた飛行機でロサンゼルスに向かって『ライオン』関連の仕事をして、またルイジアナ州に向かうという生活をしていたわ」と明かした。
その移動距離はおよそ4500マイルに昇るものの、過去10年間に渡って家族で暮らしているナッシュビルから引っ越さずに済む方法はそれしかなかったのだそうだ。
ニコールはロンドンでヒットした主演舞台『フォトグラフ51』のブロードウェイ化の話が出た際、ニューヨークに引っ越したくなかったことが理由で出演を断ったこともあるが、今回のような長距離の通勤をすることで家庭と仕事の両立がしやすくなったのだそうだ。
ニコールは子供が出来たことによって仕事に対する姿勢が変わったとしており、ブロードウェイを断った当時を振り返り、「素晴らしい舞台だし、素晴らしい役柄で、私は最高の時間を過ごせたことでしょうね。でも私たちは家族会議を開いたら、子供たちが『嫌だ』って言ったの。あの子たちはニューヨークに4カ月も引っ越したくなかったのよ。私はそれも理解できるわ。私は独身でもなければ、子供がいないわけでもない。だからそれなりの生き方をする必要があるの」と説明した。
ハワイで生まれ、オーストラリアのシドニーで育ったニコールだが、ナッシュビルの暮らしがとても気に入っているそうで、「私は旅行が多いから幸運よね。でも家を持つ拠点としては、あそこが私たちにとってとても良いの。すごく静かだし気楽だし、とにかく素敵な暮らし方なのよ」と続けた。(BANG Media International)