アラニス・モリセットの元マネージャー、詐欺行為を認める
アラニス・モリセットの元マネージャーが、アラニスをはじめとするスターから700万ドル(約8億円)を盗み取っていたことを認めた。米検察官はジョナサン・シュワルツ容疑者がアラニスの現金を自分の口座に移していたとして詐欺罪で起訴されたことを発表した。
当時シュワルツは捜査官にアラニスの指示でそのお金を違法の大麻栽培ビジネスに投資したと話していたが、18日にロサンゼルスで行われた審問で、アラニスから480万ドル(約5億5000万円)、そして不特定の著名人のクライアントから200万ドル(約2億3000万円)以上を盗み取ったと認めた。
2009年から2016年にかけてアラニスの資金運営に携わっていたシュワルツはこの罪で有罪とみなされた場合、4年から6年の服役刑が科されることになる。シュワルツの弁護士は、シュワルツが捜査に全面的に協力しており、自身の過ちに対して全面的に責任を取る姿勢を示していると明かしている。
昨年6月、アラニスはシュワルツと当時シュワルツが勤務していたGSO社に対して1500万ドル(約17億円)の損害賠償を求める訴えを起こしていた。当時、アラニスは自身の承諾なしにシュワルツが自分の口座に送金していたと訴えていた。それを受け、GSO社の内部調査部がシュワルツが実際のところそのお金を自身の豪華なライフスタイルを維持することに費やしていたという調査結果を明かすに至っていた。同社はその事実に非常に「ショックを受けた」とし、アラニス側につく構えを見せたが、その後アラニスは和解に応じて訴えを取り下げていた。
この一件はアラニスが新たな財務管理者を雇用した際に、そのスタッフがアラニスの収入と口座残高において大幅な不一致が見られることにすぐ気づいたことで発覚に至っていた。
(BANG Media International)