カークとマイケル・ダグラス親子、演技を通して絆育む
カーク・ダグラス(100)とマイケル・ダグラス(72)は演技を通して絆を育んだそうだ。マイケルが7歳だった1951年、カークとマイケルの母で女優のダイアナが離婚したことで、父子の関係は一旦壊れていたが、父子が共通で持っていた演技への情熱のおかげでその後関係は修復されたのだという。
ハリウッドの黄金時代を駆け抜け、俳優、プロデューサー、監督、脚本家として活躍したカークが、「ウォール街」でアカデミー賞の最優秀男優賞の受賞歴があるほど華々しい俳優のキャリアを築いた息子マイケルとの関係についてガーディアン紙の取材で語った。「マイケルは私が彼の母親と離婚した後、私のことをあまり好きではなかったんだ。マイケルが演技を始めたときに初めて距離が縮まったんだ」
カークとダイアナはマイケルのほかにも米映画プロデューサーのジョエル(70)をもうけている。
マイケルは1969年、CBS 局のテレビ番組「プレイハウス」の特番「ザ・エクスペリメント」に出演し、その後マイナーな映画に出演し続け、ついに1984年のアドベンチャー映画「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」で大ブレークする。
その後も順調に俳優のキャリアを築いているマイケルに対し、競争心はあるかと質問されると、カークは「ないね!尊敬だけさ」と答えた。
また、カークは自身のアドバイスに耳を傾けず自分の行きたい道を歩いたマイケルを誇りに思っているようだ。「マイケルは私のアドバイスに全然従わなかったことを誇りに思っているよ。私は彼を医者か弁護士にしたかったんだよ。そして、最初に演技している彼をみたとき、私は彼にダメだって言ったんだ。でも、2回目に観たときは、『素晴らしかったよ』って言って、彼のしてきたこと全てが本当に素晴らしいと思うんだ」
(BANG Media International)