故チャック・ベリーさん、キース・リチャーズにパンチを食らわせていた!?
故チャック・ベリーさんは自身のギターをいじっていたキース・リチャーズの顔にパンチをお見舞いしたことがあったそうだ。先月18日に90歳で他界したチャックは、キースが最も影響を受けた人物の1人であったが、楽屋でチャックさんのギターをいじいっていた際には怒りを買ったという。
キースは当時の様子について「ニューヨークのどこかで彼の演奏を聴いて、その後楽屋に行ったんだ。そこにケースに入った彼のギターがあったのさ。僕は職業上、見てみたくなって、弦をはじいていたんだけど、そこにチャックが入って来て左目を思いっきり殴られたのさ」「でも僕のせいだと気づいたよ。僕だって楽屋に入って、誰かが自分のギターをいじっているのを見たら殴り倒しても当然だろ?僕は現場を抑えられたってことさ」と振り返る。
そんな出来事があったにも関わらず、チャックさんとの良い思いでもたくさんあるようで、キースはローリングストーン誌に「ロックのギタリスト最も影響を受けた人物として彼を挙げない人がいたとしても、最も影響を受けた人物がチャック・ベリーの影響を受けているはずさ。彼は純粋な要素としてロックンロールだったからね」と語る。
そしてキースは、1959年に若干22歳の若さで他界したバディ・ホリーを彷彿させたと思い返した。「バディ・ホリーが死んだときの不思議な感覚を思い出したよ。僕は学生で、教室内に囁き声が広がったんだ。クラス中が恐怖で息をのんでいたのさ」「今回もそんな気分だったね。自分が思っていたよりも辛かったよ」(BANG Media International)