シルベスター・スタローン、ワーナー・ブラザースを提訴
シルベスター・スタローンが映画『デモリションマン』を巡り、契約不履行でワーナー・ブラザースを提訴したという。1993年に公開された同作品でジョン・スパルタン刑事として主演を務めていたスタローンは、同スタジオが意図的に利益を隠していたと主張し、そういったワーナー側の会計上の慣習を終わらせたいようだ。
スタローンの会社ローグ・マーブル側の訴えには「この映画スタジオは、悪名が知れ渡るほどに貪欲です。この件では、世界的にもアイコニックな才能ある人に対して完全で明らかに意図的な不誠実さが含まれます。ワーナー・ブラザースはこの映画作品においてローグ・マーブルへの会計を行わないことを決めていたのです」「ワーナー側は、ローグ・マーブルに長年に渡り支払っていなかったのにもかかわらず、ローグ・マーブルに支払うべき利益はないとしたのです。ローグ・マーブルの代理人が経理について質問した際、ワーナー側はためらい、その映画は6692万6628ドル(約72億9500万円)の赤字だという手紙を送ってきました」と記載されているという。
そして、その後スタローン側がこの不正経理に対してせまったところ、実はその赤字を回復したとしたとして282万ドル(約3億円)の小切手が送られてきたという。
スタローンは、『デモリションマン』が1億2500万ドル(約136億円)の利益を出したら15パーセント、2億ドル(約218億円)、2億5000万ドル(約272億円)になると更なる利益配当を受け取るような契約を結んでいたといい、最低でも1億2500万ドル(約136億円)の利益を出したとみられるため、本来ならば15パーセント以上の配当があるはずだという。
そんな状況にもかかわらず、1997年以降2014年にスタローン側が連絡するまでスタローンは利益配当の書類を受け取っていなかったという。
スタローンは契約不履行に対し、金額は明らかになっていないものの賠償を求めているという。(BANG Media International)