「スター・ウォーズ」ハン・ソロのスピンオフ監督が降板
フィル・ロードとクリストファー・ミラーが「スター・ウォーズ」シリーズのハン・ソロのスピンオフに関し、「創造性の違い」により降板することとなった。
デュオ監督として活躍するロードとミラーは反乱同盟軍リーダー、ハンの過去に焦点をあてたアルデン・エーレンライク主演のこの企画に2015年7月に参加し、今年の2月から撮影も開始していたが、今回スタジオの上層部が描く構想と相違があるとして身を引くかたちとなった。
2人は声明において「残念ながら、我々の構想と方法が、作品の共同制作者と同調しませんでした」「我々は『創造性の違い』という言葉があまり好きではありませんが、今回はこれ以上の適切な言葉が見つかりません。我々の素晴らしいキャストとスタッフを誇りに思っています」とコメントしている。
ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長は、2人を才能のある人と称えつつも、袖を分かつのが最善だったとしている。ケネディは「フィル・ロードとクリストファー・ミラーは才能ある監督であり、素晴らしいキャストとスタッフを揃えてくれました。しかしこの映画に関する構想が明らかに違っていることを受け、離散するはこびとなりました。後任の監督についてはまた後日発表いたします」と話した。
両監督は何カ月もの間ケネディと揉めており、がんじがらめにコントロールされることを嫌っていると言われている。ある情報筋はヴァラエティ誌に「初日から衝突がありました。キャスリーンは彼らの靴下の履き方さえ気に食わなかったようです」「彼らには自分で何かをする余地も残されていなかったんです」と語っている。
この情報筋によると、ケネディはロードとミラーがキャストやスタッフと交流しながら創る撮影スタイルも許さなかったようだ。
また両監督は1980年から「スター・ウォーズ」シリーズに携わるエグゼクティブ・プロデューサー、ローレンス・カスダンとも衝突していたという。
その情報筋は「キャサリーンとローレンスは長い間、自分たちの方法で映画製作をしてきました。彼らは映画の作り方や、希望する作られ方を分かっているのです。分裂するのも必然ですね」と語る。
現在ロン・ハワードが後任の監督となる噂だ。(BANG Media International)