ケンドリック・ラマーが障害をもつファンのため、車椅子で乗ることが可能な車をプレゼントしたそうだ。１４日に行われた自身の「ダムン・ツアー」ダラス公演のバックステージでケンドリックはファンのジェニファー・フィリップスさんとの面会し感銘を受けたのだという。

　ジェニファーさんが車の事故により脊髄を損傷し、四肢まひになったことを受けてクラウドファンディングサイト、ゴー・ファウンド・ミーを通じて身体障害者用の車を購入するための資金を求めていることを知ったケンドリックは、目標金額４０００ドル（約４５万円）に到達するよう寄付を行ったのだ。

　寄付と共にケンドリックは「いつもサポートをありがとう。君は僕の刺激になったし、強靭で前向きな人だ。そして君は優しくて美しくもある。何年もの間僕を感化し続けてくれたから、少しながら君が都市を楽に回れるよう助力させてもらうよ。君へのプレゼントだ。感謝を込めて」とメッセージを残している。

　ケンドリックのレーベルであるトップ・ダーグ・エンターテイメント（TDE）所属アーティストのサポーターでもあるジェニファーさんはケンドリックのサインが入ったTシャツと共にインスタグラムで感謝の気持ちを述べている。「昨夜のことだけど。私のことを知ってる人、もしくは私のインスタグラムを２分間見てもらえば、私がどれだけけ熱心で長い間ケンドリック・ラマーとTDEのファンであるか分かってくれるわよね。本人すら忘れていた一番最初のショーを含むダラスでの彼の全てのショーに行ったしオースティンのショーにも１度行ったわ。TDEアーティストを含まないで８回かな。この事故が起こる前も音楽とライブが大好きだったけど、これだけ好きなアーティストとレーベルには会ったことはなかった。彼らはもちろんミュージシャンとしても凄いけど人として素晴らしいの。だれも私を他人もしくは障害者といった感じで扱わないわ。何かをもらおうとしてファンでい続けているわけではないし、彼らが作る音楽とライブで十分だけど今回心の底からありがとうといいたい。愛しているしこれからもね。ケンドリックありがとう。次のショーには自分で車を運転して行くわ」

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）