ティム・ロス「007」新作監督にタランティーノを推薦
ティム・ロスは「007」シリーズの新作をクエンティン・タランティーノ監督に手掛けてもらいたいそうだ。『ヘイトフル・エイト』にも出演していたタランティーノ作品常連のティムは、もしタランティーノが同シリーズでメガホンを取ったとしたら、シリーズ史上最も血なまぐさい作品になるものの、最もエッジのきいた脚本にもなるだろうとニューヨーク・デイリー・ニュース紙に話している。「面白いことになるだろうね。みんな行列を作って見に行くんじゃないかな。最もウィットに富んだボンドになると思うよ」
同シリーズ最新作ではダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役として通算5作目となる出演を果たしているが、ティムはもしタランティーノが監督の座に就いたなら是非とも悪役として出演したいと、タランティーノ監督デビュー作品『レザボア・ドッグス』25周年を祝う上映会にて話していた。
2003年公開の同監督作『キル・ビル』と共に2002年公開の『007 ダイ・アナザー・デイ』に出演したマイケル・マドセンも、タランティーノが同シリーズの監督となることに賛成だそうだ。「タランティーノはいいと思うよ。僕もダニエル・クレイグと友達になって出演できるようにしないとね」
さらに同監督作『ジャンゴ 繋がれざる者』に出演したウォルトン・ゴギンズもまた、タランティーノが同シリーズで違ったアプローチをしてみせるだろうと話している。「タランティーノは映画監督として視覚的にどれほど重要な存在かってことが認められていないと思う」「彼は自分自身の映像言語を作り出したんだ。彼のようにできる人はいないよ。いつも魔法のようなんだ」
今後2作品を製作して引退すると発表しているタランティーノ本人は、同シリーズの監督について乗り気ではないようだが、次回作について聞かれると、「マンソン・ファミリーの映画だって言われてるけど、間違って伝えられているよ。今言えるのはそれだけさ」とコメントしていた。
(BANG Media International)