ハリケーン被災者救済のための米慈善番組、16億円超の寄付金
大スターが勢揃いした慈善番組で「ハービー」と「イルマ」の巨大ハリケーン被災者に向けて1500万ドル(約16億円)を超す寄付金が集められたようだ。
ジョージ・クルーニー、ジャスティン・ビーバー、ジュリア・ロバーツ、トム・ハンクス、ルピタ・ニョンゴ、オプラ・ウィンフリーらが出演した1時間番組「ハンド・イン・ハンド」はニューヨーク、ロサンゼルス、ナッシュビル、サンアントニオからアメリカの主要テレビ局にて放送された。スティーヴィー・ワンダーによる「リーン・オン・ミー」で幕を開けた同番組では、アメリカの一部とカリブ海を襲った2大ハリケーンの被害に遭った人々の心に訴えるストーリーが伝えられた。
その中でジョージとジュリアは、息子を勇気づけるためにと、嵐が打ち付ける中ピアノを演奏し続けた男性の話を語った。
ハービーの被害を受けたヒューストンの出身であるビヨンセは、メッセージ動画の中でこの辛い状況下での団結の大切さを訴えた。「この国における暴力や差別に関するニュースを見ない日がない現在、これ以上ひどいことは起きないだろうと思った矢先に天災が尊い命を奪い、巨大なダメージを与え、生活を一転させ、汚染された水と浸水を受けた病院、学校、老人ホームを残していきました」「天災は差別などしません。移民者だとか、黒人であろうが白人であろうが、ヒスパニック系やアジア系であろうが、ユダヤ教徒やイスラム教徒であろうが、豊かであろうが貧しかろうか関係ないのです。あなたがどこの出身であろうと、私たちはひとつなのです。人種や社会的、宗教的に異なる人全てが、お互いを助けようと自らの命まで危険にさらしている姿を見ることは、人類に対する私の信頼を取り戻してくれました」
アッシャー、デミ・ロヴァート、ブレイク・シェルトン、ミランダ・ランバート、ジョージ・ストレイト、クリス・ステープルトン、ダリアス・ラッカーらもパフォーマンスを披露した同イベントでは、電話にて募金を受け付けており、数々のスターがソーシャルネットワークを通じて募金を訴えていた。(BANG Media International)