ケリー・クラークソン、自身の曲の著作権を放棄
ケリー・クラークソンが金輪際ドクター・ルークと関わりたくないという理由で、自身のヒット曲「ウィズアウト・ユー」の著作権を放棄したという。この2009年のシングルはケリー、ルーク、マックス・マーティン、クロード・ケリーの共作となっているものの、ケリーはそこに自身の名が挙がるのを拒否したかたちだ。
2014年にはケシャがルークからセクハラや精神的嫌がらせを何年にも渡って受けていたと訴えを起こしルーク側はそれに対して強く否定をしていたが、ケリーの件はそれとは内容こそ違うものの明らかにルークとの仕事が不快なものであったことが今回の決断から窺える。
13日にアメリカのラジオ局Z100にて、ケリーは自身が所属していたレコードレーベルRCAでの出来事についてこう語った。「彼らが『曲を改正するのか』って聞いてきたから、私は『ドクター・ルークと自分の名前を並べたくない。あの仕事は私の人生でなかったことにしたい。忘れたい』ってなったの。何百万ドルものお金を失うことになるし、もしかしたら百万単位かもしれないわ。あの曲は大ヒットだったから」
2人は2004年のケリーのヒット曲「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」「ビハインド・ジーズ・ヘイゼル・アイズ」から共に仕事をしてきたが、ケリーは以前ルークが仕事のパートナーとして難しく、人を見下すタイプだと明かしていた。
またケリーはお金や名声よりも自身の尊厳の方が大事なことであり、そのためにも今回の決断は容易だったという。「私は一緒にした仕事があまりいい経験ではなかったこともあって金輪際ルークとはやりたくないって言ったの。彼は才能溢れた人だし、私はそれを否定しない。でも一緒に仕事ができるタイプではないわ。お金についてはどうでもいいの。これをしたら有名になれるとかそういったことは私の人生にさして重要なことじゃない。私はどんな人でも愛することのできるタイプだけど、彼は別だわ」
また、ケリーはルークからケシャのような虐待は受けていないことも付け加えた。
(BANG Media International)