ケヴィン・スペイシー、ゲイであることをカミングアウト
ケヴィン・スペイシー(58)がゲイであることを告白した。「スタートレック:ディスカバリー」に出演中のアンソニー・ラップが1986年、14歳の時にケヴィンから誘惑されたと名乗り出たことに対し、ケヴィンは謝罪すると同時に自身がゲイであるとカミングアウトした。
ことの発端はアンソニーが当時26歳であったケヴィンの自宅で開かれたパーティーに参加した際、ケヴィンに抱きかかえられてベッドに連れて行かれ、上に乗られたという経験を明かしたことにあった。アンソニーはバズフィード・ニュースに対してこう語っていた。「僕の記憶では、みんな帰ったし、自分も帰らなきゃと思っていたころのことさ」「新郎が新婦を抱きかかえるみたいにケヴィンが僕のことを抱きかかえたんだ。僕は『何が起こっているんだ?』って感じで状況が呑み込めていなかったから最初は抵抗しなかった。そしたら彼が上に乗ってきたんだ」「性的な関係を求められたんだよ」
その後、なんとかバスルームに逃げ込んだというアンソニーは「どうなっているんだ?」「彼はゲイなのかもって思って、バスルームのドアを開けて『帰るから』って言ったんだ」と言うが、その後マンションの玄関先までケヴィンが着いてきて「本当に帰るのか?」と尋ねてくるのを振り切ってその場を後にしたと説明している。
これを受け、ケヴィンはツイッターに謝罪文を掲載しており、その中で自身がゲイとして生きていることも明かした。「僕はアンソニー・ラップに対して1人の俳優として多大な尊敬と称賛の意を持っています。彼のストーリーを耳にしてこれ以上ないくらいゾッとしています。僕はその話を本当に覚えていないのです。30年以上の前の話ということですから。でももし僕が彼の言うような行動をとっていたのだとしたら、恐らく泥酔状態での不適切極まりない行為と思われるその行動について心からお詫び申し上げます。長年彼にそのような気持ちを持たせ続けてしまったことをとても申し訳なく思います」「今回のことで自分の人生についても考えさせられました。僕のことに関する話題が取り上げられているのは知っていますし、それは僕がブライベートをあまり明かさないことに原因があることも知っています。僕はこの人生において、女性とも男性とも関係を持ってきましたし、男性を愛したことも恋愛関係になったこともあります。そして今はゲイとして生きることに決めたのです。僕はこのことに正直さと率直さを持って取り組み、自分の行動を見直し始めたいと思っています」
(BANG Media International)