ケヴィン・スペイシー、新たにスタッフ複数からセクハラ被害報告
ケヴィン・スペイシー(58)に対して新たに、人気ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」のスタッフからのセクハラ被害が報告された。ここ数日間でセクハラ被害が続出しているケヴィンだが、同ドラマのスタッフから更なるセクハラ行為の被害が明らかになった。
今回、同ドラマの元制作アシスタントの男性は、撮影現場へと移動する車中で、ケヴィンにセクハラされたとして申し出ている。この匿名の男性は、現場まであと5分の所で、その時運転していたケヴィンが自身のズボンの下に手を入れ始めたとCNNに明かしている。現場に到着後、その男性はケヴィンの持ち物をトレーラーまで運ぶのを手伝ったが、その際にケヴィンに出口を塞がれて追い詰められ、不適切に触られたと続けている。「私はケヴィンに『僕は受け入れられません。居心地が悪いんですけど』と言いました」するとケヴィンは「明らかにイラついた」様子になり、車に戻って現場を立ち去り、その日は現場に戻ることはなかったという。
その際、同僚には打ち明けたもののこの件について報告はしなかった男性は、それ以前に上司にセクハラ被害について伝えており、ケヴィンと2人きりにならないように配慮されていたが、長期間に渡ってそのようなことが起こらなかったため、ケヴィンに対する安心感を覚えていたところに再度この件が起こったそうだ。「この種の、人を食い物にするような行為はケヴィンにとってはよくあることだったと確信しています。私のした経験は多くの例のうちの一つで、ケヴィンは自分の地位を悪用することに例え良心の呵責があったとしてもほんの僅かでしょう」
この男性の他にも7人が、同ドラマの撮影現場でケヴィンからセクハラ被害にあったと告白している。あるスタッフは、よくケヴィンとの会話中に不適切に体を触られていたものの、本人に止めるよう伝えることはできなかったと明かしている。
また、元カメラアシスタントもケヴィンが隠そうともせずに言い寄ってきたり、皆の見ている所で体を触られたりしたと話している。「スタッフ全員がケヴィンの行動について話題にしていました。気になったのは、このドラマが始まる前に私達はセクハラについての書類にサインしなければならないのですが、明らかにケヴィンにはその必要がなく、あのような行為が許されるということです」「誰がスタッフの発言を信じてくれますか?ただクビになるだけですよ」
一連の件に関して、ネットフリックスは制作会社MRCと共に「安全で尊敬を持った職場を保つ」よう心掛けているとしている。
(BANG Media International)