モリッシー、セクハラ加害者を擁護

 モリッシーが、セクハラ疑惑の渦中にあるハーヴェイ・ワインスタインとケヴィン・スペイシーは単に被害者に対してのアプローチがお粗末だっただけなのではと同情の見解を示した。

 数々のセクハラ被害が浮上しているワインスタインとケヴィンについて、モリッシーは2人の行動はただ誤解されただけだとして、サンデー・タイムズ誌のインタビューにて「セクハラ問題って実はただの哀れな求愛行動だったりすることも多いよ」と答えている。

 そしてその被害者の体験は恐ろしいものだと認めつつこう続けた。「もちろんそれはゾッとするようなものさ。でもあらゆることは釣り合いをもたさないと。そう思わない?僕自身はセクハラを受けた事は一度もないけどね」

 ケヴィンのセクハラ騒動の発端は、俳優のアンソニー・ラップが1986年14歳当時、ケヴィンの自宅で開かれたパーティにて本人から誘惑されたことを告白したことにあり、それに対しケヴィンはその話を聞いてこれ以上ないくらいゾッとしたが全く覚えていないと語っていたが、それについてモリッシーはドイツ誌デア・シュピーゲルにてこうコメントしていた。

 「ばかみたいだよ。僕が知っている限りだと彼は14歳の少年と同じ寝室の中にいたっていうじゃないか」「26歳のケヴィン・スペイシーと14歳の少年。まずこの少年の両親はその時どこにいたんだってなるよ。そして少年はその状況下でどうなるかわかっていたのかってね」「君たちの見解は知らないけど、僕は若い頃こんな状況に身を置いたことなんてないね。一度もだよ」「いつも何が起きるかってことに意識的だったし、誰かの寝室にいたなら、そこからどうなるか予想しないと」「だからにわかには信じられないんだ。必要以上にスペイシーが非難されている感じがする」

 そして、話はワインスタインからホテルの部屋でセクハラされたと数々のスター達が名乗りを上げていることに移り、モリッシーはこう語った。「彼らは恥の気持ちか嫌悪感からなのかわからないけど後々になって『私は襲われた。驚いた。部屋に引きずり込まれたなんて』なんて言うんだ」「もし全てがうまくいってその結果、素晴らしいキャリアを得たならだんまりを決め込んでいたと思うよ」「レイプは最悪だし、セクハラだって嫌悪している。強制的に誰かを性的に何かするなんてもってのほかさ」「でもこういったケースには、よくよく状況を捉え、被害者として告発している人を見てみると単純にがっかりしてしまうことが多々あるんだ」(BANG Media International)

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