U2がベルリンの地下鉄でサプライズライブ!
U2のボノとジ・エッジがドイツのベルリンを走る「U2」という名の地下鉄でサプライズライブを披露した。2人は6日、同市の地下鉄2号線のドイツ・オペラ駅で列車に乗車し、地元ラジオ局を通じて開催された抽選の120人の当選者に向けて、代表曲の1つ『ワン』や最新アルバム『ソングス・オブ・エクスペリエンス』の中から『ゲット・アウト・オブ・ユア・オウン・ウェイ』など15分間に渡ってアコースティックでのパフォーマンスを披露した。
ベルリンはU2にとってゆかりのある地となっており、1990年にはベルリンの壁にほど近いハンザ・スタジオで『アクトン・ベイビー』をレコーディングしたこともある。
また同スタジオではデヴィッド・ボウイの『ロウ』、イギー・ポップの『ザ・パッセンジャー』『ラスト・フォー・ライフ』が生み出されたほか、デペッシュ・モード、REMなども長年に渡ってレコーディングをしていたことで知られており、来年にはそのスタジオの軌跡をテーマにした新作映画も公開される予定だ。
今回のライブでも披露された通算14枚目のスタジオアルバム『ソングス・オブ・エクスペリエンス』についてジ・エッジは以前、「U2のことや背景なんて何も知る必要がなく楽しんでもらえることを願っているんだ」「このアルバムはただ定番となるような曲、最高のメロディーにサビ、歌詞っていうだけのものさ」「ロック史上で俺たちのように同じメンバーでここまでの数のアルバムを生み出してきたバンドは数少ないんじゃないかな。そこはとてもユニークだよね。前作(『ソングス・オブ・イノセンス』)では俺たちのルーツについて書いたんだ」「70年代後半から80年代初頭にかけてのダブリンでどう結成されたかってね。そしてこのアルバムはそのガイドのようなものさ」と語っていた。
(BANG Media International)