ネリーの性的暴行容疑が取り消しに
ネリーにかけられていた性的暴行容疑が、被害者とされていた女性の証言拒否によって取り下げとなった。10月にワシントン州ホワイト・リバー・アンフィシアターでの公演後、ツアーバスの中で21歳のその女性に暴行をはたらいたとして逮捕されたネリーだが、当初無罪を主張し、言葉にならないほどショックを受けていることを語っていた。
TMZ.comによれば、現在その訴えは被害者が法廷での証言を拒否したことで棄却されたとようだ。報道では、同州キング郡の検察庁が、女性がその訴訟に協力しないためネリーへの罪の成立は不可能となったと述べているという。
この件に関して、原告側の弁護士カレン・ケラー氏はこう語っている。「女性はネリーの件に関してこれ以上の証言はしないつもりです」
また、当時入手された文書の中で、ケラー氏はクライアントの女性が性的暴行の訴えがとてつもない速さで公になってきていることに落胆し、セレブリティ相手に勝訴するのは無理だと感じていることを明かしていた。「誰が彼女を信じるでしょうか。すでに彼女についてひどい事を言う人々が存在しますし、本人はそのことに耐えられないのです」「(緊急番号)911をダイアルしてからの自身のあらゆる行動をクライアントは後悔しています。事実と自分の訴えが食い違っていたからでも、ネリーがレイプで逮捕されて欲しくなかったからでもありません」「この社会のシステムが自身をつぶすと考えているからです」
一方のネリー側は第二級性的暴行罪の容疑をかけられたものの、担当弁護士が今回の訴えについて「完全なるでっちあげ」という見解をみせていた。担当弁護士は声明の中で「ネリーは今回の完全なる捏造事件の被害者です」と主張しており、「我々の初期段階の調査によれば、今回の訴えには信頼性がなく、単なる中傷目的だったことがはっきりしています」とコメントしていた。
(BANG Media International)